前職で懲戒解雇された場合、履歴書の記載や面接で退職理由をきかれたとき正直に言う必要がある?
前職で懲戒解雇されていたことが応募企業に知られたら採用判定で不利になることは避けられません。かと言って履歴書に懲戒解雇になったことを書かなくても後から問題にならないのか?面接で退職理由を聞かれたとき何と答えたらいいのでしょうか?
このページでは前職で懲戒解雇された場合の対応方法について解説しています。
■目次
懲戒解雇されたことは履歴書に記載すべき?
記載は必須ではありません。
そもそもJIS規格の履歴書や職務経歴書には退職理由を記載する欄はありません。(JIS規格以外のオリジナルテンプレートの場合、記入欄が設けられている場合もあります)
以下のページでJIS規格の履歴書テンプレートと職務経歴書のテンプレートをダウンロードすることができるので、是非一度確認してみてください。
懲戒解雇された職歴自体をなかったことにしてもいい?
なかったことにしてもいいが書き方に注意が必要!
退職理由を書く必要がなくても面接で退職理由を聞かれると困るので履歴書や職務経歴の職歴欄に職歴自体をなかったことにしても大丈夫なのか?経歴詐称になったりしないのか?
このように考える人もおられると思います。
これは経歴詐称になる書き方とならない書き方があります。
たとえば、隠しておきたい経歴を書かなかったというだけでは、経歴詐称にあたることはまずないでしょう。ウソを付いたわけではなく単に経歴の記載を省略しただけということになります。
しかし、職歴を伏せたことによりできる空白期間を他の職歴と合算して勤続年数を記載したりすると経歴詐称になってしまいます。以下のページで例を挙げながら解説しているので宜しければ参考にしてください。
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退職理由を書く場合、ウソの理由を書いてもいい?
ウソを推奨するわけではありませんが、ウソを言っても構いません。
転職活動者の多くはネガティブな退職理由をポジティブな理由に置き換えて履歴書に記載したり、面接で話をしたりしています。
しかし、懲戒解雇の場合は少し注意が必要で、企業に対して悪影響を与えたり損害を及ぼす可能性がある場合はあとから問題になるケースがあります。採用後に本当のことがバレ、もし、その事実を面接の段階で知っていたら確実に不採用にしていたと判断された場合、『解雇』や最悪再び『懲戒解雇』されるといったことになりかねません。
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一番無難な方法としては、履歴書や職務経歴書には退職理由を記載せず、面接で退職理由を聞かれたときにだけ事実を述べる方法です。事実を述べるときも単純に理由を言うだけではなく以下の3構成で理由をまとめることで悪い印象をやわらげることができます。
退職理由の伝え方
- 懲戒解雇となったことを伝える
- 懲戒解雇の理由を伝える
- 紳士に反省し、何が悪かったのが自己分析した結果を伝える
- 今後どのように改善し、応募企業に影響がないこと、再発がないことを伝える
面接で退職理由を聞かれた場合、正直に話すべき?
正直に話さず、ウソの理由を伝える。
ウソを付くべきでないと言ったり、ウソの理由を伝えろなど矛盾したことを記載して混乱していたら申し訳ありません。
ウソを付くべきでないというのは一般論であり、当たり前のことです。しかし、実際のところ『正直者が馬鹿を見る』というのが現実的で、ウソを付いて隠した人が採用され、本当の理由を正直に伝えた人が不採用となる可能性が高いのです。
以下のページでも記載していますが、職歴や退職理由などのウソはほとんどの場合、バレることはありません。
ただ、ウソを記載する場合は発覚した時のリスクがあることを認識した上で、あくまで自己責任で判断するようにしてください。
どうしても自分では決めることができないという人は、転職エージェントのコンサルタントを利用(
)するのがおすすめです。転職エージェントのコンサルタントは、どういった方法を取るのが最善なのか応募する企業に応じた判断をし、ベストな方法をアドバイスをしてくれます。その他にも模擬面接を行ってくれたり、応募書類の添削などさまざまなサポートをしてくれるのでおすすめです。
以下のページに転職エージェントが行ってくれるサポートとしてどういったものがあるのか?そして、おすすめの転職エージェントはどこなのかと言った点を解説しているので宜しければ参考にしてください。
退職理由と転職理由は違うので注意!
退職理由と転職理由を混同にしてしまっている人がおられますが、別なので注意してください。
たとえば、『懲戒解雇』は退職理由に該当しますが『転職理由』ではありません。
転職理由を聞かれているのに『懲戒解雇になったから』と言ったようなことは間違っても言ってはいけません。『退職理由』と『転職理由』の違いについては以下のページで詳しく解説しているので宜しければ参考にして
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懲戒解雇を隠していた場合、バレることはあるのか?
懲戒解雇がバレることは実はほとんどありません。
転職を繰り返している人で前々職以上前の会社で懲戒解雇になった場合であればまずバレることはありません。しかし、前職で懲戒解雇になった場合は、バレるリスクが少し高くなります。
では、どういったときに懲戒解雇になったことがバレるのか?
以下のページにバレる理由を記載しているので宜しければ参考にしてください。
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ウソがバレたらどうなる?
では、実際にウソがバレてしまった場合はどうなるのか?
これは、その会社の扱いによって異なってきます。もし、会社に大きく影響を与える内容であり、採用前に懲戒解雇の事実を知っていれば不採用にしていたという場合は、『解雇』や『懲戒解雇』もあり得ます。
ただ、影響が少ないと判断されればおとがめなしの場合もあり得ます。
以下のページにバレた場合どうなるかを記載しているので、もし、懲戒解雇をウソの理由で置き換える場合はどういったリスクがあるかを確認し、自己責任で最終判断をするようにしてください。
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最もおすすめの方法
他の章でも紹介しましたが、一番おすすめの方法は転職エージェントのコンサルタントを利用(
)する方法です。転職エージェントのコンサルタントは、どういった方法を取るのが最善なのか応募する企業に応じた判断をし、ベストな方法をアドバイスをしてくれます。その他にも模擬面接を行ってくれたり、応募書類の添削などさまざまなサポートをしてくれるのでおすすめです。
以下のページに転職エージェントが行ってくれるサポートとしてどういったものがあるのか?そして、おすすめの転職エージェントはどこなのかと言った点を解説しているので宜しければ参考にしてください。