転職活動が会社にバレる

転職活動における『バレる』を徹底解説!あなたが気にしている『バレる』はどれ?

転職活動者がよく気にする様々な『バレる』について、このページでは実際にバレるのかどうか?バレる理由とバレた場合どうなるか?について記載しています。

転職活動をしているのが会社にバレる

在職中の転職活動で、ある程度目途が立つまで上司や同僚には知られたくない場合ってありますよね。

では、どういった場合に転職活動をしていることが上司や同僚にバレてしまうのか?バレる原因について記載していきます。

転職活動がバレる原因

転職活動をしていることが上司や同僚にバレる主な原因としてこれから記載する5つがあります。

休む頻度が増えて発覚する

転職活動中は、『会社訪問』や『面接』などでどうしても会社を休まなければならない日が増えます。

これまでも休むことが多かった人であればともかく、1年に一度休むか休まないかだった人が急に休みが増えると周囲の人たちは疑問に感じ始めます。たとえ疑問に思われたとしてもあなた自身が口に出して言わない限りバレることはありませんが、疑問に感じ始めた周囲の人たちはあれやこれや色々な手を使って聞き出そうとしてきます。

電話の話し声が周囲に聞こえてバレる

電話で転職に関連した話をしていたのが、周囲にいた同僚や先輩に聞こえてバレるケースがあります。

在職中に転職活動する場合は、日取りの調整や結果の通知など社内から応募企業の人事担当の方と電話をする機会がでてきます。自分から連絡する場合は場所を選ぶことができますが、先方からかかってきた場合は場所を移動するのが難しかったりします。

電話の頻度で会社にバレる

社内から電話する頻度が増えることでバレることもあります。

同僚が業務中に頻繁に外部と携帯で電話していたら、何かあったんだろうかと気になりますよね?電話の話し声が聞かれないように何度も席を立って部屋の外に走って行ったら相当周囲には目立ちます。

転職を相談した上司や同僚から会社にバレる

転職の相談を親しい上司や同僚だけに話をしていても、その上司と同僚から会社に知られてしまうことがあります。

例えば、直属の親しい上司にだけ相談したとします。その上司は、今後あなたが辞めてしまうことを想定し業務計画や人員計画を計画に盛り込んでしまいます。そうすると上司の更に上役の人が『この計画何?』となり計画の根拠を問い詰められあなたの転職が会社に公になってしまいます。

転職活動中に上司や同僚とバッタリ会ってしまう

転職活動をしているときに上司や同僚とバッタリ会ってバレてしまうこともあります。例えば次のような時です。

  • 有給取得している日にスーツを着た姿を見られてしまう
  • 会社の定休日の日にスーツを着た姿を見られてしまう
  • 職安に入っていくところを見られてしまう
  • 転職エージェントと会っているところを見られてしまう

会社の寮や会社の近くに住んでいたり、住まいの周辺に会社の人間が住んでいる場合は特に注意が必要です。

飲んだ勢いで知らないうちに話してしまう

飲み会の席で酔った勢いで思わず転職に関連した話をしてしまい、そこからバレてしまうことがあります。

持ち物からバレる

会社に持って行っている持ち物から転職がバレることがあります。例えば次のような物です。

  • 求人雑誌
  • 資格取得に関連した書籍
  • 転職関連の書籍
  • 履歴書や職務経歴書

その他に普段は出社も業務中も私服なのに、仕事帰りに会社訪問するためにスーツや革靴を持って行ってバレることもあります。

スマホやPCでの検索からバレる

スマホや会社のPCで転職に関連したウェブサイトを検索しているところを見られて会社にバレることがあります。

特に大きな会社になると会社のPCでアクセスしたウェブサイトの履歴が担当部署で一元管理されている場合があります。検索している所を横から見られなくてもこの検索履歴からバレてしまいます。

転職活動に関する様々な嘘バレ

転職活動中、様々な場面でウソはだめと分かっていてもウソをつきたくなる場面があります。この章ではウソをついた場合、その嘘がバレるのか?バレる場合どのようにバレるのかについて記載しています。

履歴書に書いた学歴・職歴の嘘がバレる

JIS履歴書には『学歴・職歴』欄が必ずあります。オリジナルの履歴書でも『学歴・職歴』欄が無い履歴書はまずありません。そんな『学歴・職歴』欄にウソを書きたい場合ってどういったときでしょうか?

  • 中退を隠したい
  • 高学歴に偽りたい
  • 無職期間を隠したい
  • 懲戒解雇を隠したい
  • 短期間の転職繰り返しを隠したい

恐らく上記のような理由だと思います。これらのウソは、大抵の場合はバレません。しかし、学歴や職歴欄にウソの内容を書くことは経歴詐称になります。経歴詐称については、『嘘がバレるとどうなるの?』の章をご覧ください。

また、たいていの場合バレないというだけであり、絶対バレないというわけではありません。では、どういったときに経歴詐称がバレるのか?経歴詐称がバレる理由を『経歴詐称がバレる理由』の章に記載しているので参考にしてください。

履歴書に書いたアピールポイントの嘘がバレる

履歴書や職務経歴書に書く自己アピールは、採用する側も注目するポイントなので自分を良く見せるために過大評価して書きたくなります。もし、過大評価して書いた場合、バレてしまうのか?

過大評価の度合いにもよりますが、通常はバレることはありません。

また、記載する過大評価の内容によっては、経歴詐称に当たる場合もあるので注意してください。例えば次のような場合は経歴詐称に当たる可能性があり、『経歴詐称がバレる理由』の章で記載している理由でバレる可能性があります。

経歴詐称になり得る内容

  • 持ってもいない資格を持っていると記載する
  • 携わった実績が全くないのに携わったと記載する

ただ、次のような内容は場合は、経歴詐称にはあたりません。

経歴詐称にあたらない内容

  • ExcelやWordを使いこなせる
  • 即戦力として活躍できる
  • コミュニケーション能力が高い
  • ○○が得意

上記のような能力の度合いは、人によってとらえ方が違います。自分自身では本当にExcelやWordを使いこなせているつもりでも、他の人から見たらその程度では使いこなせているとは言えないでしょと思われるかもしれません。

これらの能力値は面接時に採用担当官がレベルを確認する質問を入れ、それに対するあなたの回答内容で能力レベルを判断します。要は、採用担当官側の見抜く技量が問われます。実際に過大アピールする人は多いです。

ただ、面接時に過大アピールが見抜かれず採用に至った場合、業務開始後に苦労するのはあなた自身だということも認識しておいてください。会社側はあなたのアピールした能力を見込んで採用したのだから業務レベルもその能力に見合った作業が割り当てられます。もし、期待されている能力が発揮できなかった場合、解雇ということはほとんどありませんが、それなりの扱いをされる可能性があります。

前置きが長くなりましたが、結論としては過大過ぎない過大アピールはテクニックとして書いて構わない。ただ、書いた内容に沿えるように努力する必要はある。

職務経歴書に書いた職務経歴の嘘がバレる

経歴詐称は大きく分けて、『職務詐称』と『学歴詐称』に分類されますが、職務経歴のウソは職務詐称にあたるので経歴詐称になります。

ウソがバレる可能性は低いですが、『経歴詐称がバレる理由』の章で記載した理由でバレることがあります。また、ウソがバレた場合の罰則については『嘘がバレるとどうなるの?』の章をご覧ください。

職務経歴書に書いた業務実績の嘘がバレる

業務実績のウソが経歴詐称に当たるかというと微妙なところですが、実績を盛って書く分には問題ありませんが、全く無い実績をあったかのように書くことは経歴詐称に当たる可能性があります。

ただ、業務実績のウソに関しては勤務していた会社に問い合わせされない限りバレることはありません。また、よくあるような実績であれば問い合わされることもまずないでしょう。

退職理由の嘘がバレる

退職理由でウソをついても基本的にはバレることはありません。むしろ、本来の退職理由とは別のことをいう人の方が多いかもしれません。会社の人間関係が嫌で退職した人が、まじめに『退職理由は人間関係です』なんてことはいいませんよね?採用担当官もそのあたりはある程度、想定しています。

ただ、会社に損失を与えるようなウソは注意が必要です。

たとえば犯罪などを犯して懲戒解雇された場合などです。入社後発覚して、会社の信用を失墜させ売り上げが大幅に下がったといったことになると、責任を問われる可能性があります。しかし、これは懲戒解雇を隠してウソの理由を言った場合です。

履歴書も職務経歴書も退職理由は必須事項ではありません。自分が不利になる情報をこちらからあえて書く必要もありません。入社後発覚し会社の信用が失墜したとしてもウソは言っていないので法的な問題にもなりません。

経歴詐称がバレる理由

経歴詐称はほとんどの場合、バレることはありませんが、入社後に重要な職務につく場合や経歴を重要視する企業に応募する場合はウソがバレる可能性があります。では、どういった理由でウソがバレるのか?

努めていた会社に確認される

確認する会社は少ないですが、重要な職務に携わる場合や経歴が重要になる会社は努めていた会社に経歴を確認する場合があります。また、直接確認を取らない場合でも応募時や選考段階で努めていた会社の上司の推薦状の提出を求められる場合もあります。

雇用保険被保険者証からウソがバレる

雇用保険被保険者証は、退職時に努めていた会社からもらい(自分自身で管理し持っている場合もある)、転職先の企業に提出します。ただ、雇用保険被保険者証には経歴に関する事項は一切記載されておらず被保険者番号の確認目的で提出するだけなので、経歴がばれることはありません。

しかし、雇用保険被保険者証を紛失していた場合が問題になります。

転職先企業は、被保険者番号が分からないので管理しているハローワークに問い合わせします。ハローワークは該当者のリストを返信するのですが、そのリストに過去の経歴が記載されているためそこからウソが発覚する場合があります。

ただ、一般的な会社の採用担当は人事部、被保険者証の管理は総務部で担当部署が異なるためよほど大きな詐称が無い限りバレることは少ないはずです。

年金手帳からウソがバレる

年金手帳も雇用保険被保険者証も同じことが言えますが、転職先企業はそこに記載されている事項しか知り得ることはできません。年金機構などに問い合わせても個人情報になるため開示されることはありません。

ただ、年金手帳には年金の加入期間が書かれています(実際はデータ管理だけで手帳本体には書かれていない場合が多い)。この加入期間から過去の努めていた期間だけならわかる場合があります。その期間が履歴書の記載と異なることでウソがバレることがあります。

面接時の質問でウソがバレる

やはり、どうしてもウソは見抜かれやすいです。相手は面接のプロで見抜く手段は持っています。

嘘がバレるとどうなるの?

採用前にウソがバレる場合と、採用後にウソがバレる場合では対応が変わってきます。

採用前にウソがバレた場合どうなるの?

ウソがバレ、採用条件を満たしていない場合は不採用となりますが、採用条件に影響のないウソであれば選考が継続される場合もあります。

例えば、自己アピールで少し盛ったウソは採用担当官も考慮済みです。明らかに大きなウソでなければ継続されることが多いです。ただ、ウソが多いと人物的に問題ありと判断される可能性はあります。

採用後にウソがバレた場合どうなるの?

採用後にウソがバレた場合、次の5点の対応が考えられます。

  1. 解雇
  2. 懲戒解雇
  3. 部署異動
  4. 能力に見合った減給
  5. おとがめなし

会社に大きな損害を与えるウソでなければ、ほとんどの場合はおとがめなしになるケースが多いです。ただ、『新しく入ってくるやつは○○ができるって聞いてたのに全然できないし!』といったような陰口を部署内で言われたりする可能性はあります。

解雇や懲戒解雇はよほど大きなウソをついていない限りまずなることはありません。

ウソをついてしまった結果、そのウソにより大きな損害を出してしまったり、面接時に「会社に不利益になるような事実はありませんか?」と聞かれたのに過去に懲戒解雇されたことがあることを隠蔽していた場合などは解雇や懲戒解雇される場合があります。

嘘をつかなくてすむ最良の方法

皆さん、ウソを付きたくて付いているわけではなく採用してもらいたいがために自分を良く見せようとウソを付きます。そうやって採用される確率を上げようとするのです。

ただ、そのようにリスクを背負って採用確率を上げる必要はまったくありません。

もし、あなたが過去に懲戒解雇されて再就職に困っているのであれば、どうしても入社したい会社があって採用確率を少しでも上げる方法を知りたいと思っているのであれば、転職エージェントを絶対に利用してください。

転職エージェントは、転職のプロで様々なケースに対する最良の対策方法を知っています。また、企業の採用担当官とコネクションがあり直接推薦してくれることもあります。転職エージェントを利用するのとしないとでは採用結果に大きな差が出てきます。

転職サイトと転職エージェントを利用しないと内定率が30%下がる!

おすすめの転職エージェントは以下のページで紹介しているので参考にしてください。

おすすめの転職エージェント

ウソは推奨していないが・・・

当ページでは、ウソを付く付かないといったことを記載していますが、決してウソを推奨しているわけではありません。

ただ、退職理由で不利になる事象を伏せたり、自己アピールを少し盛って記載する程度は転職のテクニックとして必要です。

どの程度までなら許容されて、どこからはNGなのか判断が自分自身でできない方は、ぜひ、転職エージェントに相談して最善策を聞くのが良いかと思います。