面接質問でよく聞かれる一般常識

面接で聞かれることのある一般常識の質問と回答例を紹介!

面接で聞かれる一般常識の質問ってどういった内容なのか?

このページでは面接で聞かれることのある一般常識に関する質問や質問する意図、上手な回答例などを紹介しています。面接対策をされている方は是非、参考にしてください。

一般常識の質問をする意図とは?

面接官が面接時の質問で一般常識に関する質問をしてくる意図は以下の2点しかありません。

質問の意図

  • 単純に一般常識がある人かを確認するため
  • 世間の動向に常にアンテナを張り情報を収集しているかを確認するため

この2点に関してもう少し具体的に解説しておきます。

単純に一般常識がある人かを確認するため

どちらかと言うとこの点を目的として質問してくる面接官は最近は少ないように思います。

なぜなら『一般常識が無い=仕事ができない』は成り立たないからです。むしろ仕事ができる人の中には他の人とは違った感性や思考を持った人が多く一般常識にとらわれない行動をする場合があります。

とは言え、入社した後に一般常識が無く問題行動を起こしそうな人は避けたいですよね?そういった人は、質問以外の方法で判別されることが多いです。

ではどういった方法で判別されるのか?『一般常識が見られるのは質問からだけではない!』の章で解説しているので参考にしてください。

世間の動向に常にアンテナを張り情報を収集しているかを確認するため

面接官が一般常識の質問をしてくる意図はどちらかと言うとこれが理由の場合が多いです。

世間の動向にアンテナを張っている人は最新の情報が常に頭に入っています。仕事ではこれが非常に重要なのです。

例えば営業系の仕事であればお客様との会話だけではなく、新しい顧客を探す上でも役立ちます。技術系の仕事であれば最新技術を一早くキャッチし導入することができます。

逆にアンテナを張っておらず最新の情報が収集できていない場合はどうなるでしょうか?一般的には情報弱者、いわゆる『情弱』と言われ色々な面で後れを取ったり、悪意のある人たちに騙されたりする原因となります。

好印象な回答をするためのポイント

好回答のポイント

  • 営業・事務系の職種希望の人は、テレビやネットニュースで頻繁に取り上げられている出来事をチェックし、自分なりの感想を考えておく
  • 技術系の職種希望の人は、関連する最新の技術情報を収集し、どういった技術なのか概要レベルで把握し説明できるようにしておく

一般常識に関する質問は、このページでも聞かれる頻度の高い1問だけ紹介していますが、実際の面接の場では何を聞かれるかはわかりません。

その時に起きている世の中の問題や情勢について聞かれるかもしれません。

よって、あらかじめ質問を予想して回答を考えておくというのは難しい質問なのですが、好印象な回答をするためには常に世の中の動向やニュース、最新技術をチェックしておくことが大切です。

これは面接直前にやってもなかなか身に付かないので日頃から癖付けるようにしましょう。

一般常識に関する質問と回答例

一般常識に関してよく聞かれる質問を1つだけですが回答例とともに紹介しておきます。

最近、気になるニュースは何かありますか?

回答例はこの章の最後に記載しています。すぐに見たい方は「回答例文」を参照ください。

この質問を回答するさいに重要なのは、以下の2点です。

回答のポイント

  • できる限り最新のニュースで話題になっているものを対象とする
  • そのニュースに対して自分なりの感想や意見を伝える

できる限り最新のニュースで話題になっているものを対象とする

一般常識の質問をする意図とは?』の章でも記載しましたが、質問の意図として『常に最新の世の中の情勢や技術に対してアンテナを張れているかを確認する』というのがあります。

よって、回答する側としてはその意図に応えなければ好印象を与えることができません。半年や数年前のニュースを語ってもあまり意味がないのです。『最新の世の中の情勢をチェックしていないな』と思われるだけです。

ただ、半年や数年前のニュースであっても最新ニュースとして今でも取り上げられ続けているようなものであれば構いません。

そのニュースに対して自分なりの感想や意見を伝える

この質問をされ『特に気になるニュースはありません』や『○○○のニュースに関心を持っています』だけで終わっても良い印象は与えられません。

必ずそのニュースや情報に関して自分なりの感想や意見を伝えるところまでが重要です。

回答例文

【正しい回答例】

先日判決がでたNHK受信料の裁判結果とNHKのあり方に関心を持っております。

裁判結果としては、『過去にさかのぼって未払い分を払え』というものでした。私はNHKの必要性と受信料支払い義務に関しては認識しており、そこに対して反対意見はありません。しかし、NHK側の『受信料を支払う義務があるのだから支払って当たり前』と思ってお金を払っている国民に対して何らかのより良いサービスを提供しようという考えが見えてこない点に疑問を感じております。

私は受信料を支払っている国民はスポンサーであり、そのスポンサーを納得させるサービスの提供ができていないからこういった裁判が後を絶たないのだと思います。

NHKを例とした回答を記載しましたが、業務に関連するニュースをテーマにし、自分なりの考えを伝えそれとなくアピールするとより良い回答になります。

一般常識が見られるのは質問からだけではない!

応募者に一般常識があるかどうかの確認は面接の質問だけではありません。その他にもさまざまな点でチェックされます。たとえば以下のような点があります。

一般常識有無の確認方法

  • 面接室への入退室時
  • 面接内での会話全般
  • 適正試験(筆記試験)

入退室のマナーに関しては以下のページで詳しく解説しているので宜しければ参考にしてください。

面接時の入退室マナー

適正試験で一般常識を確認する場合は、SPIがよく用いられます。SPIはいかに早くかつ正確に解くかが重要になってくるので必ず事前に繰り返し練習問題を解いておく必要があります。

SPIの練習問題は問題集を購入して練習しても構いませんが、以下のウェブサイトでも公開しています。書籍の回答よりも詳しく解説しているので自信がない人は是非、ご活用ください。

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