転職を決めた人が最初に悩むのが「仕事をしながら転職活動をするべきか?」それとも「会社を辞めてから転職活動をするべきか?」ですよね? このぺーじでは、仕事をしながら転職活動をする場合のメリット・デメリット、更に転職活動の進め方について記載しています。
会社を辞めてから転職活動をする場合のメリットとデメリットについては以下のページにまとめているので、併せてご覧ください。
仕事をしながら転職活動をする場合のメリットとデメリット
仕事をしながら転職活動をする場合のメリットとデメリットは以下の通りです。
[メリット]
- 収入源があるため金銭面に不安を抱えず転職活動ができる
- 転職先がなかなか決まらなくても最悪問題ない
- 離職期間がないので転職で不利になることはない
- 妥協せずしっかりと企業探しができる
[デメリット]
- 転職活動の時間が取れない
- 面接の時など休みを何度か取らなければならない
- 退職を言い出すタイミングが難しい
- 引継ぎ期間があまりとれないことが多い
- 退職する日まで転職先に入社を待ってもらわなければならない
- 職業訓練校などに通えない
仕事をしながら転職活動をする場合のメリットとデメリットを上記に記載しましたが、一つずつもう少し具体的に解説していきたいと思います。
■目次
仕事をしながら転職活動をする場合の4つのメリット
仕事をしながら転職活動をする場合、これから記載する4つのメリットがあります。
収入源があるため金銭面に不安を抱えず転職活動ができる
会社を辞めてから転職活動をした場合、収入源がなくなるため金銭的に不安を抱えることになります。ましてや、扶養家族がいる人であればなおさらです。しかし、仕事をしながら転職活動をしている限り、お給料が収入源としてあるので安心して転職活動を行うことができます。
転職先がなかなか決まらなくても最悪問題ない
時期が悪く希望の企業がどこも募集をしていない場合、仕事をしながら転職活動をしている限り、時期をずらすなどの調整をすることができます。
離職期間がないので転職で不利になることはない
会社を辞めてから転職活動をした場合、離職期間が長くなればなるほど転職には不利になりますが、仕事をしながら転職活動をしている限り、離職期間はないので不利になるようなことはありません。
妥協せずしっかりと企業探しができる
会社を辞めてから転職活動をした場合、なかなか転職先が決まらないと焦りが出てき元々考えていた条件を妥協したりすることになります。しかし、仕事をしながら転職活動をしている限り、焦らずじっくりと転職先を探すことができます。
仕事をしながら転職活動をする場合の6つのデメリット
仕事をしながら転職活動をする場合、これから記載する6つのデメリットがあります。
転職活動の時間が取れない
仕事をしながらだと転職活動に割ける時間が非常に限られてきます。会社から帰宅し疲れた体で企業探しやスキルアップ、書類作成などをしなければならないので体力的には非常に厳しくなります。
面接の時など休みを何度か取らなければならない
転職する場合、面接などで応募企業に何度か足を運ぶことになります。多くの企業は土日が休みになるので、面接も平日に行われるのがほとんどです。そのため、短い期間で何度か休みを取らなければならなくなります。
退職を言い出すタイミングが難しい
退職を言い出すタイミングとしては大きく分けて以下の3つのパターンがあると思いますが、いずれも一長一短がありどこで言い出すか悩ましい点になります。
[退職を言うタイミング]
- 退職を決めたらすぐに伝える
- 転職活動をしながらある程度、転職の目途が立った時点で伝える
- 内定をもらった後に伝える
1.と2.は転職先が結局決まらなかった場合、最悪ですよね。3.は、退職を伝えて短期間の内に辞められるのであれば問題ありませんが、引継ぎなどで1ヶ月や2ヵ月必要となってくる場合、転職先に入社を待ってもらう必要がでてきます。
退職する日まで転職先に入社を待ってもらわなければならない
仕事をしながら転職活動をする人は、内定をもらった後に退職届を出す方が多いかと思います。しかし、退職届を出したから即日辞められるかと言うとそんなこともなく、引継ぎなどの期間が必要になってきます。
これまで携わってきた業務内容にもよりますが、引継ぎに1ヵ月以上かかることもよくあります。また、努めている会社によっては退職する場合、何日前までに連絡が必要と決められているところもあります。そのため、内定をもらった企業には退職する日まで入社日を待ってもらわなければならなくなります。
たいていの企業は、1ヵ月程度であれば何の問題もなく待ってもらうことができますが、注意が必要な点ではあります。
未経験の業種へ転職しづらい
歳を取ってきたので体力系の仕事からIT関連企業へ転職したいという人も多いかと思います。会社を辞めてから転職活動をする人であれば、職業訓練校などに通い基礎知識を身に付け臨むことができますが、仕事をしながらだとそれができません。
また、応募する企業によっては、応募条件として実務経験を問われる場合があり、未経験業種への転職の敷居が高くなる理由の一つでもありますよね? 職業訓練校は座学だけではなく実技も行われ、内容によっては実際の企業に入り込み実技を行う場合もあります。応募する企業によってはそれらを実務経験の一部として扱ってくれるところもあります。
仕事をしながら転職活動をする人にとっては不利な点になります。
会社にバレないか不安になる
転職を決めたらすぐに会社に伝える人もいるかもしれませんが、多くの人は内定が決まるまで伏せています。そのため、転職を考えていることが社内にばれないか常に不安になります。特に、面接などで短期間の内に連続して休みを取る場合は気が付かれないか心配になります。
仕事をしながら転職活動をした方がいい人と駄目な人
仕事をしながら転職活動をする場合も、会社を辞めてから転職活動をする場合もどちらにもメリットとデメリットがあり、どちらがおすすめとは一概には言うことができません。そこで、仕事をしながら転職活動をした方がいい人と駄目な人を以下に記載しておくので迷われている方は参考にしてください。
[仕事をしながら転職活動をした方がいい人]
- 金銭的に余裕がない人
- 転職先に求める職種が漠然としている人
- 転職先の企業の目星を全く持っていない人
- 誘惑に負けやすい人
- 扶養家族がいる人
[会社を辞めてから転職活動をした方がいい人]
- 金銭的に余裕がある人
- 希望の職種を明確に決めている人
- 転職先の企業をある程度絞り込んでいる人
- 計画を立て積極的に行動できる人
- 職業訓練などに通いスキルアップを行いたい人
- 未経験の業種へ転職を考えている人
仕事をしながら転職活動する場合の進め方
転職活動の進め方は、基本的には仕事をしながら転職活動する場合も辞めてからする場合も同じです。ただ、仕事をしながら転職活動する場合はいろいろな面で制約があり、できないことがいくつかある(職業訓練校へ通うなど)のみです。転職活動の進め方は以下のページに記載しているので参考にしてください。