転職活動は会社を辞めてからやる方がいいのか? それとも仕事をしながらした方がいいのか? 迷いますよね?
そこで、このページでは転職活動を会社を辞めてからやる場合のメリットとデメリットについてまとめています。仕事をしながら転職活動をしたいと考えている人は、以下のページも併せてご覧ください。
会社を辞めてから転職活動する場合のメリットとデメリット
会社を辞めてから転職活動する場合、次のようなメリットとデメリットがあります。
[メリット]
- 転職活動に時間を割くことができる
- 職業訓練校などに通いスキルや資格を身に付けられる
[デメリット]
- 離職期間が長くなると転職に不利になる
- 転職活動期間がどのくらい長引くか不安になる
- 金銭面に不安を抱えながら転職活動をしなければならない
会社を辞めてから転職活動をする場合のメリットとデメリットを記載しましたが、やり方次第ではデメリットも解消することができます。実際にもう少し詳しく上記のメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。
■目次
会社を辞めてから転職活動する場合の2つのメリット
1.転職活動に時間を割くことができる
会社を辞めてから転職活動をする場合の最大のメリットがこれ。仕事をしながら転職活動をする場合、残業などが多いと休みの日しか転職活動に時間を割くことができません。更に家族がいる場合、その休日も時間を取るのが難しくなってきます。しかし、会社を辞めてから転職活動をする場合、転職活動に専念することができます。
転職活動としてやることは非常にたくさんあります。例えば下記の様な事が必要です。
- 転職活動の計画立て
- 求人情報の検索
- 履歴書や職務経歴書の作成
- スキルや資格の取得
- 説明会へ出席
- 試験対策
- 面接対策
- など・・・
良い転職先が見つかるかどうか?転職に成功するかどうかは、これらにどれだけ時間を費やせたかによって大きく結果が変わってきます。職務経歴書一つをとっても仕事をしながらだと書くのが精一杯になる人もいます。しかし、会社を辞めてから転職活動をする場合、記載した職務経歴書をハローワークの担当職員や転職エージェントに繰り返し添削してもらい良いものに仕上げることが可能となります。
このように会社を辞めてから転職活動をする人の方が大きなアドバンテージがあると言えます。
2.職業訓練校などに通いスキルや資格を身に付けられる
ハローワークで離職申請をすると失業保険をもらいながら、職業訓練校に通うことができます。国から補助金が出ているため多くの職業訓練校は無料となっています。未経験の職種に転職したいと考えている人にとっては大きなメリットです。仕事をしながらだとできないことです。
会社を辞めてから転職活動する場合の3つのデメリット
1.離職期間が長くなると転職に不利になる
前向きで明確な理由がある場合の離職期間は転職に不利になるということはほとんどありませんが、明確な理由なく離職期間が長い場合は不利になります。では、前向きで明確な理由とはどういったことなのか?一例を挙げてみます。
[前向きで明確な理由例]
自分自身のスキル・技術を更に向上させるために勉強、資格の取得、専門学校に通うための時間が必要だった。
上記のような理由で3ヵ月程度の離職期間があってもその3ヵ月に見合う成果が語れるのであれば、むしろプラス材料となります。ただ、3ヵ月に見合う成果が語れないのであれば「3ヶ月間本当に真面目にやっていたの?遊んでいたのでは?」というようなマイナスの印象を与えてしまいます。
2.転職活動期間がどのくらい長引くか不安になる
仕事をしながら転職活動をする場合は、なかなか転職先が決まらなくても決まるまで今の仕事を継続していればいいだけなので安心して転職活動ができます。しかし、会社を辞めてから転職活動をすると仕事が決まらなかったらどうしよう?良い条件のところが見つからなかったらどうしようと不安になってきます。
離職期間が長くなってくると金銭的に厳しくなるだけではなく印象も悪くなるのでは? と徐々に不安の度合いも大きくなってきます。
3.金銭面に不安を抱えながら転職活動をしなければならない
会社を辞めてから転職活動をする場合、金銭面が大きな問題となってきます。
無収入でもしばらく生活ができるだけの貯蓄をした状態で退職した人であれば不安にならないかもしれませんが、貯蓄が無い人は大きな不安としてのしかかってきます。失業保険も会社都合で退職した人であれば、離職申請してから8日目から給付が開始となりますが、自己都合で退職した人は3ヶ月と8日目から給付が開始となり、その間は無収入となります。
金銭的に余裕がなくなり、焦りから妥協した会社選びをしてしまいがちになります。
会社を辞めてから転職活動をした方がいい人と駄目な人
会社を辞めてから転職した方がいいのか?それとも仕事をしながら転職活動をした方がいいのか?迷われる方も多いと思います。しかし、どちらも一長一短があり、どちらがおすすめというのは人によって異なってきます。
では、実際にどういった人が会社を辞めてから転職活動をした方がいいのか? そして、どういった人が仕事をしながら転職活動をした方がいいのか? 迷われている方は以下を参考にして頂ければよいかと思います。
[辞めてから転職活動をした方がいい人]
- 金銭的に余裕がある人
- 希望の職種を明確に決めている人
- 転職先の企業をある程度絞り込んでいる人
- 計画を立て積極的に行動できる人
- 職業訓練などに通いスキルアップを行いたい人
- 今以上に自分の能力を発揮させたいと向上的な考えで転職をしようとしている人
[仕事をしながら転職活動をした方がいい人]
- 金銭的に余裕がない人
- 転職先に求める職種が漠然としている人
- 転職先の企業の目星を全く持っていない人
- 誘惑に負けやすい人
- 扶養家族がいる人
会社を辞めてから転職活動する場合の進め方
会社を辞めてから転職活動する場合の進め方は、以下のページに詳しくまとめているので参考にしてください。