『貴殿の採用が内定いたしましたので、ご連絡させていただきます。』

第一希望の会社だったら大喜びする瞬間ですよね?

しかし、第二希望以降の会社だったり、複数社から内定をもらっている場合は辞退するべきか保留すべきか悩みます。

このページは転職活動の最後の大仕事である内定後の作業(STEP5)について解説しています。

内定後の作業

他のステップを見たい方は以下のページからご確認ください。

内定通知はどのように届くのか?

内定されたことを伝える内定通知は『手紙』『電話』『メール』のいずれかで届く場合がほとんどです。

その内定に対して私たちが承諾する『内定承諾書』は、同封されている場合と後日送られてくる場合の2通りがあります。内定の連絡が『手紙』の場合は同封、『電話』や『メール』の場合は後日送られてくることが多いです。

※内定承諾書は無い場合もあります。

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内定通知を受けてから入社するまでの流れ

内定通知を受け取って入社するまでの流れは次の様になります。実際は作業によって順番が前後する場合があります。

内定通知を受け取る

内定通知は、『手紙』『電話』『メール』のいずれかで届く場合がほとんどです。また、内定通知は『内定承諾書』とかねて送られてくることもよくあります。

電話で内定通知の連絡がある場合は、その場で入社の意向を聞かれることがあるので事前に『お礼の伝え方』や『入社有無の返事』をどうするか考えておくようにしましょう。入社有無の判断がその場で決めれない場合はいったん保留させてもらい後日回答することを伝えれば構いません。

そのさいは、必ず先方のお名前と連絡先を確認しいつまでに返答するか伝えるようにしてください。

内定を辞退するか判断する

内定通知が届いたら最初にやるべきことは辞退するか承諾するかの判断です。

『雇用契約書』にサインするまでは法的な雇用関係にはないのでいったん承諾した後、辞退することも可能ですが企業側に迷惑がかかるためなるべく確証のある判断をしてください。

他の会社も応募していて結果を待ちたい場合は、判断を保留しても構いません。

内定通知に対する返信連絡をする

辞退するか承諾するか決まったら返信連絡します。入社の意向を保留したい場合も連絡は必須です。

返信連絡は内定通知が届いたら即日(1~2日以内)返答します。遅くても1週間以内に返答してください。遅れると印象が悪くなるだけではなく入社辞退ととられてしまう場合もあります。

返信連絡の方法は、電話が基本です。

電話以外で連絡する場合は、内定通知を受け取った方法と同じ方法で返答するようにしてください。

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内定承諾書を返送する

内定通知に対して承諾する回答を返信すると、数日後に内定承諾書が送られてきます。

内定承諾書は内定通知書とかねて送られてくる場合もあります。また、会社によっては出さない場合もあります。

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  • 内定承諾書が来ない!出さない場合もある?

内定承諾書は、名前の通り内定を承諾することを書面で確認するためのもので『内定誓約書』と言われることもあります。企業側はあとから辞退されると再度募集からやりなおすなど費用面や日程面で負担がかかるためこのような確認がおこなわれます。

しかし、内定承諾書には法的な効果がないので承諾後に辞退することも可能で、辞退したとしても罰せられるものではありません。

ほど記載する『雇用契約書』『労働条件通知書』は法的にも効力のある書類です。

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入社日を決定する

このタイミングまでくると既に自分の中で希望の入社日を決めている人の方が多いかと思います。

在職中のかたは、退職日と入社日が空き過ぎないように注意してください。空き過ぎると健康保険や年金の一時的な切り替え手間などが発生します。

長期間ではないが数日空く場合はどうすればいいの?

このような人も多いと思います。以下のページが参考になるので宜しければご覧ください。

在職中の方は退職準備をすすめる

在職中の人は退職準備も進めていかなければなりません。上司や同僚への報告、引継ぎ作業などやるべきことはたくさんあります。

注意点としては、退職前に受け取らなければならない書類がいくつかあるという点です。受け取り漏れがあると退職後に在籍していた会社に連絡を取り、確認する手間などが発生することもあるので必ず確認するようにしてください。

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労働条件通知書を確認する

労働条件が記された『労働条件通知書』は雇用主から必ず渡されます。

厚生労働省の労働基準法第15条第1項に『使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。』と定められています。

この後に記載する『雇用契約書』と一緒に渡されることが多いです。必ず条件の内容を確認した後、次章の雇用契約書にサインするようにしてください。不明な点がある場合は、雇用契約書にサインする前に雇用主に確認してください。

雇用契約書にサインする

雇用契約書にサインすることで法的効力のある雇用関係が成立します。これ以降に辞退すると企業側から法的に損害賠償等を求められることもあるので注意してください。

入社

初出勤まで余裕がある人は、業務関連の知識をみがいておきましょう。

入社直後の第一印象は重要で、その印象で上司や同僚のあなたに対する当面の接し方や見方が変わってくるというのはよくあることです。見栄を張る必要はありませんが、入社直後に遅刻など悪い印象を与えないように心がけることも忘れないようにしてください。