面接の待合室から本当にチェックされているのか?チェックされているのなら何を見られているの?
このページでは、面接前の待合室ではどういった行動はOKで、どういった行動がNGなのか?そもそもチェックされているのかと言った点について解説しています。
待合室の過ごし方は本当に評価対象なのか?
評価対象と考えるべき
実は面接の評価項目に『待合室の過ごし方』といったようなチェック項目を設けている企業は少なく、面接官が待合室を見たときに態度が悪いなどで気になる人がいた場合はその人をチェックするといった程度です。待合室での態度が良いからといってプラス評価となることはほとんどありません。
待合室での過ごし方は『評価される』と言うよりも『面接官に与える印象』と言った方が正しい表現になります。
この印象は同じレベルの応募者が複数いて、誰か一人を選ばなければならないと言ったときに印象の悪い人が優先的に落とされると言ったときに使われることが多いです。ただ、その印象がよほど悪い場合は、それだけで不採用になることもあるので注意してください。
待合室でやってはいけない行動10選
待合室でやってはいけない10の行動を紹介しておきます。これらの行動を面接官が見た場合、あなたに対して悪い印象を持たれる可能性があります。他で一生懸命に頑張ってきてもこんなところでマイナス評価をもらうと非常にもったいないで、しっかりと自己チェックするようにしてください。
スマホや携帯電話を触る
日頃からスマホゲームやアプリ、ネットサーフィンなどで時間をつぶす人は多いと思いますが、面接の待合室ではやってはいけない行動の1つです。スマホのメモ帳に面接で聞かれるであろう質問と回答を整理している人もおられるかもしれませんが、他の人から見るとゲームやネットサーフィンしているのと区別がつかないので、スマホのメモ帳ではなくノートやコピー用紙に事前に書きだし、それを見るようにしてください。
また、電話をするのも良くありません。周りの人に迷惑がかかるだけではなく、面接官から呼ばれたときにすぐに電話が切れなかったり、呼ばれたことに気付かない可能性もあります。電話の電源は会社の敷地に入る前に切っておくようにしてください。
ipadなどのタブレット端末を触る
スマホや携帯と同様でタブレット端末を触るのも好ましくありません。タブレット端末で面接の質疑応答の最終チェックをしたい人もおられるかもしれませんが、タブレット端末ではなくノートに書きだしたりコピー用紙に印刷したものを利用するようにしてください。
音楽を聴く
自分の好きな音楽を聴くことでリラックスできますが、社会人のマナーとしてNGというだけではなく、音漏で周囲の人に迷惑をかけたり、面接官から呼ばれたときに気付かなかったりする可能性があります。
居眠りをする
転職活動中は応募書類の作成や面接対策、試験対策などで寝不足になっている人も多いかもしれませんが、居眠りは厳禁です。ウトウトして横に倒れてしまったり、いびきをかいてしまったりすると最悪ですよね。面接官にはやる気がない、緊張感が無い人ととられてしまいます。
また、居眠りをしていなくても目をつむって面接のシミュレーションなどをしていると、面接官からは居眠りをしているように見られる可能性があるので気を付けるようにしてください。
足組みをする
普段から足組みする人はついつい知らないうちに足組みをしてしまっていることってありますよね。足組みをして座っているのも印象的に良くないので注意するようにしてください。
姿勢悪く座る
背筋を丸めて前かがみで座ったり、浅く座り背もたれに持たれるような座り方は、見た目の印象が非常に悪くなります。椅子に座るさいは深めに腰を掛け背筋を伸ばして座るようにしてください。
貧乏ゆすりをする
普段から貧乏ゆすりをする癖のある人は、知らないうちにしていることが多いです。貧乏ゆすりの印象は良くないので、知らないうちにしてしまわないように注意してください。
身だしなみやメイク直しをする
面接前にネクタイの締め直しやメイク直しをしたくなりますよね。しかし、これらは待合室ですることではありません。ネクタイの締め直しやメイク直しをしたい場合は、トイレで行うようにしてください。また、面接直前に行うと慌ただしくなってしまうため、できる限り会社の敷地に入る前に終えておきましょう。
飲食をする
待合室で食べ物を食べるのは論外です。しかし、面接中にお腹が鳴ると面接に集中できなくなってしまいます。自宅でしっかりと食事を済ませて面接にのぞむようにしてください。もし、自宅で食事ができなくて会社周辺で食べる場合も立ち食いや歩き食いは厳禁です。会社周辺は面接官とどこで遭遇するかわかりません。
飲み物に関しては見る人によりけりですが、できる限り待合室で飲むのは避け会社の敷地に入る前に飲んでおくようにしてください。ただ、食事同様で会社周辺は誰かどこで見ているか分からないので、マナーよく飲み出たごみは決められた場所に捨てるようにしてください。
喫煙をする
待合室には灰皿がある場合がありますが、喫煙は控えてください。待合室に限らず会社の周辺や敷地内で吸うのは控えた方が無難です。人によっては印象良く思わない人もいます。
面接官によって評価が分かれる待合室での微妙な過ごし方
『待合室でやってはいけない行動10選』で記載した行動の中にも面接官によって評価が分かれるものがありますが、ここで記載する行動は特にやっても大丈夫だと思ってしまいやすい行動です。
面接官によっては何とも思わない人もいるかもしれませんが、良く思わない面接官もいるので待合室では控えるようにしてください。
読書をする
まさか漫画を読んでも大丈夫と思う人はいないと思いますが、小説など文庫本なら大丈夫と思う人はいるかもしれません。しかし、面接官がどのようにとらえるかは分からないので読書も控えるようにしてください。
新聞や雑誌を読む
待合室に新聞や雑誌が置かれていることが多いですが、これらも読むのは控えた方が無難です。読んでいたからと言ってマイナス評価になることはほとんどないと思いますが、わざわざ面接官がどうとらえるか分からないリスクを取る必要はありません。
他の応募者とおしゃべりをする
他の応募者と大声で喋ったり、大笑いしたり、長い間話し続けたりしない限り、少し程度の会話であれば悪い印象に思う人はまずいないと思います。しかし、その境目は人によって異なります。自分の中で小さな声で少しの会話だと思っていても見ている面接官はどうとらえるか分かりません。
他の応募者とのおしゃべりは控えた方が無難ですが、挨拶は好印象を与えることができるので見知らぬ人であってもその場にいる人には挨拶をしても良いかと思います。
待合室での正しい過ごし方
ここまで待合室で控えた方がいい行動について解説してきましたが、では、待合室でどういった過ごし方をするのが良いのか?
ここからは待合室での正しい過ごし方について解説していきます。
面接のシミュレーションをする
ノートやコピー用紙に書きだした自己PRや質問に対する回答などの最終確認を行います。
スマホや携帯、タブレット端末などのメモ帳を使っての最終確認は便利ですが、周囲の人から見ると何をしているか分からないので使用は控えてください。また、目を閉じて頭の中でシミュレーションをしていると居眠りと勘違いされる可能性もあるので、そういった点にも注意してシミュレーションを行ってください。
エントリーシートや履歴書を見て復讐する
エントリーシート、職務経歴書、履歴書などを見て自分が質疑応答で答える内容と乖離がないか確認を行います。これらの応募書類はあらかじめ提出している場合が多いので、コピーしたものなどを持参していくようにしましょう。
会社のパンフレットなどを見る
待合室には会社のパンフレットが置かれている場合があります。雑誌や本なども置かれている場合もありますが、唯一手に取っても良いのがこの会社のパンフレットです。面接官に見られたとしても会社に興味を持ってくれている人を悪い目では見ません。
待合室以外で注意すべき点
面接官が見るのは待合室だけではありません。廊下でのすれ違いやお手洗い内などすべての場所が対象です。廊下の真ん中を我が物顔で歩いたり、喫煙ルームで喫煙していたりしているところを見られ、面接時に『あっ、彼はさっきxxxで見かけ△△△してたな』と思われないようにしましょう。
また、会社の敷地内だけではなく会社周辺もすべてが対象だという点にも注意してください。
まとめ
面接の待合室でやってはいけない行動を紹介しましたが、面接官によっては何とも思わない人もいれば、ちょっとしたことでも気にする面接官もいます。
よって、記載した『やってはいけない行動』すべてがNGと言うわけではありませんが、どうとらえるかは面接官次第なので悪印象に取られる可能性がある行動はすべて避けるようにした方が無難です。
せっかく頑張って面接対策を行ってきたのにちょっとしたことでマイナス印象を持たれると非常にもったいないですよね。自宅を出たらそこから面接が既に始まったと思い、帰宅するまで気を抜かず頑張ってください。
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