面接に持って行く持ち物

面接に持って行く持ち物に忘れ物はありませんか? 本当に大丈夫ですか?

このページでは面接に『必ず持って行くべき持ち物』と『持って行った方がよい持ち物』の一覧を記載しています。事前に用意しなければならない物もあるので面接の当日だけではなく早めに確認するようにしてください。

面接に必須の持ち物

必須の持ち物

  1. 『履歴書』と『職務経歴書』およびそのコピー
  2. ポートフォリオおよびそのコピー
  3. 上記以外の応募書類
  4. 応募書類を入れるクリアファイル
  5. A4サイズの書類が入るカバン
  6. 筆記用具
  7. メモ帳・スケジュール帳
  8. スマホ、携帯電話
  9. 応募先の電話番号と担当者名のメモ
  10. 腕時計
  11. 財布(現金)
  12. 面接質問対策の復讐用紙
  13. その他、事前に指定された持ち物

必須の持ち物がかなり多くなっていますが、最終的にいるいらないの判断は自分自身でお願いします。

では、1つずつの持ち物に対して補足事項と簡単な解説を記載しておきます。気になる持ち物があれば確認しておいてください。

必須ではないが持って行くと安心な持ち物を見たいという人は次章の『面接に持って行くと安心な持ち物』をご覧ください。

『履歴書』と『職務経歴書』およびそのコピー

『履歴書』と『職務経歴書』およびそれぞれのコピーを持参するようにしてください。郵送などで事前に提出している場合はコピーだけでかまいません。

履歴書と職務経歴書のコピー

履歴書や職務経歴書に記載している内容は面接で質問される可能性があります。そのためコピーは面接で質問されたときに答える回答と、履歴書・職務経歴書に記載している内容とで食い違いが起きないように面接前の復讐用としても使用します。

コピーではなく提出する履歴書・職務経歴書を復習用に使用すると、用紙が汚れたり折り曲がってしまう可能性があるので必ずコピーを使用するようにしてください。

また、提出する履歴書と職務経歴書必ずむき出しではなく封筒に入れて持参するようにしてください。是非、以下のページも参考にしてください。

ポートフォリオおよびそのコピー

ポートフォリオを提出する必要がある場合は、プリントアウトしたものをクリアファイルやバインダーでとじ持参するようにしてください。

ポートフォリオは一般的にA4やA3サイズの用紙にプリントアウトしたものを提出する場合が多いですが、Webデザイナーやプログラマーなどはプリントアウトした用紙ではなくWebサイト上に作品をアップロードし閲覧できるURLを提示することがあります。

そう言った場合、ネットの不具合などでアクセスできないことを想定し、Webサイトをキャプチャーしプリントアウトしたものを持参するようにしておけば安心です。

A4サイズの書類が入るカバン

面接に持って行くカバンのサイズはA4サイズの用紙が入るものを利用します。

面接に持って行くカバン

持参する応募書類を折り曲げなければならないような小さなカバンはNGです。また、面接時に会社側から資料等を頂く場合もあります。そう言った場合に面接官の前で資料を小さく折りたたんでいるとそれだけで粗末に扱っている印象にとられます。

面接に持って行くカバン選びは以下のページで詳しく解説しているので宜しければ参考にしてください。

筆記用具

面接当日に適性検査や筆記試験がなくても最低限以下の筆記用具は必ず持参してください。

必須で持って行く筆記用具

  • 鉛筆・シャーペン
  • 予備の鉛筆・シャーペンの芯
  • ボールペン
  • 消しゴム
  • 修正液・修正テープ

アンケートの記載を求められたり、メモを取らなければならない場合に必要となります。
ボールペンは履歴書や職務経歴書を記載したときに使用したものを持参しておけば、もし、直前に記入漏れ等に気が付いた場合に書き足すこともできます。

筆記用具

メモ帳・スケジュール帳

メモ帳、できればスケジュールが書き込めるものを持参します。

面接中に話された重要なポイントをメモするために使用します。また、面接の中で次回の面接日程や持ち物を言われる場合もあるのでそういった内容をメモします。

スケジュール帳にはあらかじめ自分自身の予定も書き込んでおくと、次回面接日程を相談されたさいに自分の都合を簡単に確認することもできます。最近ではスマホや携帯電話に予定を入れている人も多いですが、年配の面接官の中には面接中にスマホや携帯電話を取り出してカチャカチャしていると良い印象を持たない人もまだまだおられます。できる限りスケジュール帳を利用する方が無難です。

メモ帳とスケジュール帳

スマホ、携帯電話

スマホや携帯電話は遅刻しそうになった場合の連絡や電車の時刻の確認、目的地の確認などさまざまな用途で必要になる可能性があるので忘れないようにしましょう。

ただし、面接時は電源を忘れず切っておきましょう。消音でも構わないのですが、バイブレーション機能は切っておかないと振動音は必ず聞こえてしまいます。

応募先の電話番号と担当者名のメモ

何らかのトラブルや緊急ごとが発生し、遅れたりする場合に連絡するためのものです。スマホや携帯電話に登録しておくか、メモしたものを持参するようにしてください。

以下のページに面接に送れそうになったり、行けなくなった場合の対象方法などを記載しているので宜しければ参考にしてください。

腕時計

スマホや携帯でも時計代わりにはなりますが、腕時計はスーツ姿を引き立てる効果もあります。また、適性検査や筆記試験がある場合、試験時間の確認にも必要となってきます。

財布(現金)

大金は必要ありませんが忘れ物があった場合、近くのコンビニやお店で買える分くらいの余裕を持って行くと安心です。普段、電車などに乗るさいにICOCAやSUICAなどICカードを利用されているかたはそれも忘れずに財布に入れておいてください。

財布

面接質問対策の復讐用紙

面接を受ける前に面接の質問対策は皆さんされると思います。その質問対策を面接直前に最終確認するためのものです。

自分自身でメモしたものや質問&回答リストをコピーしたものを用意し持って行くようにしてください。

また、以下のページにも面接でよく聞かれる質問集と正しい回答事例を記載しているので、そちらを利用して頂いても構いません。

その他、事前に指定された持ち物

これまで紹介した持ち物以外に事前に『○○を持ってきてください』と言われているものはありませんか?

もし、事前に指定された持ち物があれば忘れず持って行くようにしてください。

面接に持って行くと安心な持ち物

持ち物として必須ではありませんが、持って行くと役に立つ場合があったり、安心できる持ち物リストを記載しておきます。

あると安心できる持ち物

  1. 身分証明書
  2. 印鑑と朱肉
  3. A4用紙が入るクリアファイルもしくは封筒
  4. ストッキングの予備
  5. 手鏡・ヘアブラシ・エチケットブラシ
  6. 化粧直し道具
  7. 携帯の充電器
  8. 折りたたみ傘
  9. ハンカチ、ティッシュ
  10. 面接会場までの地図
  11. 会社案内やパンフレット
  12. カイロ

上記の持ち物がどういったときに必要になるかの補足事項を以下に簡単にまとめておきます。最終的に必要か不要かの判断はご自身でお願いします。

身分証明書

会社に入るさいに身分を証明できる物の提示を求められる場合があるので、免許証など身分が確認できるものを持って行くようにしてください。特に大きなビルに複数の企業が入っているような場合は、ビルの入り口で求められる場合が多いです。

身分証明書

印鑑と朱肉

印鑑と朱肉は何らかの契約をその場でかわす場合を除いて使用する可能性は低いですが、応募書類の押印忘れに気が付いた時などに使えます。また、交通費が支給される場合は、受領印などが必要になる場合もあるので持っていると安心です。シャチハタでも構いません。

印鑑と朱肉

A4用紙が入るクリアファイルもしくは封筒

面接時に会社側から何らかの書類が配布される場合があります。そういった資料が配布された場合に入れるクリアファイルや封筒です。

カバンにそのままの状態でしまっても構いませんが、持参したクリアファイルや封筒に入れると面接官としても丁寧でこまめな人だと良い印象に感じます。

また、配布された資料は後日、記入して再提出が必要な場合もあります。そのさいに資料がぐちゃぐちゃになっていると受け取る側からすると印象的にはよくありませんよね?そうならないためには、クリアファイルや封筒に入れ丁寧に管理するようにしてください。

ストッキングの予備

これは女性の方になりますが、何らかの拍子にストッキング破れたり伝線してしまったときように替えのストッキングを持ち物の中に入れておくと安心です。

ストッキングは最悪コンビニでも購入することができますが、自分に合った色やサイズのものがあるとも限りません。また、履き替える時間も考えると面接前にコンビニに立ち寄っていると予習などに充てる時間が減ってしまうので、持参しておくのがおすすめです。

手鏡・ヘアブラシ・エチケットブラシ

髪やネクタイなどに乱れがないか?スーツにホコリが付いていないかなど最終チェック時に使用します。

身だしなみチェックは待合室で行うのはあまり好ましくなく、お手洗いで行うべきなのですが、お手洗いに鏡がない場合もあるので鏡も持参しておくと安心です。

化粧直し道具

夏場など面接会場へ行くまでの間に汗をかいてお化粧が崩れたときのために持って行くと安心です。

体調は自分が一番把握しているので薬の必要性は判断できると思いますが、慣れない面接で緊張し体調が急変する可能性もあるので、頭痛薬、かぜ薬、胃腸薬の3種類を持っておくと安心です。

携帯の充電器

面接時は『電車の時間の確認』、『面接会場の場所の確認』、『面接対策用のメモの確認』など普段より電池の消費量が多くなることがあり、また、電池がなくなると非常に困る場面が多いです。

よって、携帯の充電器を持参していると安心です。ただ、充電器と言ってもコンセントの使用はできないのでモバイルバッテリーを持参するようにしてください。

携帯の充電器

折りたたみ傘

雨が降りそうでなくても折りたたみ傘を1本カバンに入れておくと安心です。

特に夏場は、天気予報が晴れでも夕立など天気が急変することがあります。せっかく服装や身だしなみをきっちり準備していっても雨で濡れてしまうと台無しですよね。

折りたたみ傘

ハンカチ、ティッシュ

男性の場合、普段持ち歩かない人も多いかもしれませんがハンカチとティッシュは持ち物の中に入れておきましょう。

ハンカチは汗をかいた時、雨に濡れたとき、手を洗ったときに利用できます。また、ティッシュは鼻をかんだり、最悪公衆トイレでトイレットペーパーがない場合などに役立ちます。

面接会場までの地図

面接会場までの行き方は事前に確認しておくのが基本ですが、もし、分からなくなった場合に調べられるものは必ず用意しておいてください。

会社案内やパンフレット

面接会場に行くまでの間や、面接までの待ち時間中に確認する用に持って行きます。面接では会社に対してどれだけ興味を持っているかを確認するための質問が出される場合もあるので質問対策としても役立ちます。

また、会社案内やパンフレットは待合室で見れる数少ないアイテムの一つです。以下のページに待合室での正しい過ごし方とやってはいけない過ごし方について解説しているので宜しければ参考にしてください。

カイロ

冬場だけですが、手足身体を温めるカイロを持参しておくと安心です。

面接会場内は暖房がきいていて暖かい可能性が高いですが、到着後すぐに面接が始まる場合、まだ体が温まっていないと体が震え本来の実力が発揮できない場合があります。また、適性検査や筆記試験が行われる時に手がかじかんでいると、それだけで時間のロスとなってしまいます。

持ち物チェックは最低限3回行う

持ち物のチェックは計3回は最低限行うようにしてください。

この3回のチェックは適当にやればいいのではなく、チェックするタイミングが非常に重要で、以下のタイミングで行うのがおすすめです。

持ち物チェックのタイミング

  • 1回目は3日以上前にチェックをする
  • 2回目は前日の昼もしくは夕方にチェックをする
  • 3回目は面接に行く直前にチェックをする

『ちょっと念入り過ぎるのでは?』と思っていませんか?

上記の3回持ち物チェックをするのには意味があります。

1回目の持ち物チェックの意味

面接に必須の持ち物』と『面接に持って行くと安心な持ち物』の章に記載した持ち物リストを見て頂ければわかると思いますが、普段は自宅になく買いに行かなければならないというものも中にはあります。また、履歴書や職務経歴書のように準備に時間がかかるものもあります。

こういったものが面接に行く直前に気が付いても準備する時間がありません。

よって、最初の持ち物チェックは最低でも3日以上前に確認するようにしましょう。

2回目の持ち物チェックの意味

2回目の持ち物チェックは面接日の前日に行います。

これは、1回目のチェック時に自宅になく買いに行った物をカバンに入れ忘れていないかの確認の意味合いが大きいです。また、買い忘れなども考慮して前日の夜ではなく店が開いている昼間や夕方までにチェックするのが良いかと思います。

3回目の持ち物チェックの意味

持ち物の最終チェックは面接へ行く直前に行います。

人によっては1回目と2回目の持ち物チェックのときは、まだ別の用で使うので面接用のカバンには入れられないというものがあります。たとえば、携帯電話や現金、腕時計などです。

こういった1回目と2回目の持ち物チェックでスルーしてしまっている物の忘れ物が無いかの確認が最終チェックの主な意味合いです。もちろんすべての持ち物に対して忘れ物がないかの確認も行ってくださいね。

持ち物チェックの重要性

面接に持って行く持ち物のチェックは非常に重要です。

なぜなら忘れ物は不採用への要因になり得るからです。

これは、忘れ物をしたから面接官が不採用にするというわけではありません。もちろん、重要な応募書類などを忘れた場合はその可能性もあります。しかし、それ以前に忘れ物をすると『動揺』や『焦り』から正常な精神状態を保てなくなり、面接で本来の実力が発揮できなくなるからです。

以下は忘れ物をしたさいに実際によくあるケースの例です。

持ち物を忘れたときによくある事例

  • 重要な応募書類を忘れ面接が受けられなくなった
  • 重要な応募書類を忘れ面接官に対する印象が悪くなった
  • 筆記用具などを忘れ近くのコンビニに買いに行き、面接会場に着いたのがギリギリで気持ちを落ち着かせる時間がなく動揺した
  • 忘れ物を取りに帰り、面接会場に着いたのがギリギリで面接質問の復讐をする時間がなくなった
  • 忘れ物を取りに帰り面接会場に到着するのが遅れた
  • 面接会場の場所を書いた紙や携帯電話を忘れ、たどり着けなかった
  • 時計を忘れ、筆記試験が行われたとき終了時間がわからなかった
  • 雨具を忘れビショビショの状態で面接を受けた
  • ストッキングが破れた状態で面接を受けた

このような事態にならないように必ず持ち物チェックをするようにしてください。

もし、忘れ物をしてしまった場合は?

もし、忘れ物をしてしまった場合は、忘れた持ち物が以下のいずれに該当するかをまず判断し、その後、対応策を検討します。

忘れ物の種類

  • 絶対に忘れてはだめなもの
  • 絶対に忘れてはだめなものだが、近くで購入できるもの
  • なくてもおそらく大丈夫なもの

上記のような忘れ物をした場合の対応策を記載しておきます。その時の状況に応じて判断してください。

絶対に忘れてはだめなもの

履歴書や職務経歴書、事前に応募企業から持ってきて欲しいと言われているものなどが該当します。

これらの持ち物を忘れてしまったときの対応策としては以下の2つしかありません。

対応策

  • 取りに帰っても間に合う場合は取りに帰る
  • 取りに帰ると面接に遅れる場合は、応募企業に連絡し判断を決める

まだ、家に取りに帰るだけの時間がある場合は取りに帰ります。

しかし、すでに面接会場の近くまで来て取りに帰る時間がない場合は、応募企業の担当者に連絡し素直に事情を伝えます。その結果、面接時間をずらせてもらえる場合はずらしてもらい、忘れたものを取りに帰ります。ずらしてもらえない場合は、忘れたものがないままでも構わないかや、その他の対応策を相談するようにしてください。

どちらの場合であっても後程、丁寧に謝罪するようにしてください。そうすることで悪い印象を最小限に抑えることができます。

絶対に忘れてはだめなものだが、近くで購入できるもの

筆記用具などが該当します。家に取りに帰るだけの余裕が十分にある場合は取りに帰っても構いませんが、時間的にギリギリになる場合は近くのコンビニなどで購入する方が無難です。

なくてもおそらく大丈夫なもの

ハンカチや携帯の充電器などです。ないと不安だけどなくてもおそらく大丈夫というものです。

携帯の充電量が少なく既にかなり不安という場合でかつ、取りに帰る時間があるのであれば取りに帰っても構いませんが、面接の時間に遅れたりギリギリになる可能性がある場合は、取りに帰らずそのまま面接会場に向かうようにしましょう。

おすすめの面接対策

面接に限らず言えることですが、物事に失敗する人は自分自身だけで考え行動する人に多いです。決してそれが悪いと言うわけではありませんが、家族や知人も巻き込んで面接の質問対策や持ち物チェックをすることで自分が気付かなった点などに気付いてもらうことができます。

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