転職活動中の会社訪問や面接時に着ていく『服装』や『スーツ』はどういったものがおすすめ?
『カバンや靴はあるもので大丈夫そうだけど、スーツが新卒時に着ていたリクルートスーツしかない。新調したいけど、転職活動中なのでお金がない。』
このような人も多いはず。当ページでは会社訪問や面接に最適な『服装』『スーツ』について記載しています。
カバン、靴に関しては以下のページをご覧ください。
以下はこのページの目次です。
■目次
- 会社訪問や面接で着ていく服装
- まず、最初に知っておいて欲しいスーツの重要性
- 面接にリクルートスーツを着ていくと印象が悪い?
- リクルートスーツとビジネススーツは何が違うの?
- 面接の服装「指定なし」、「服装自由」、「私服でお願いします」の違いを知る
- 夏なのに冬用のスーツを着ていっても大丈夫?
- 【スーツ】転職活動の面接に最適なスーツ(男性編)
- 【スーツ】転職活動の面接に最適なスーツ(女性編)
- 【シャツ】転職活動の面接に最適なシャツとタブー
- 【ネクタイ】転職活動の面接に最適なネクタイとタブー
- 【ストッキング】転職活動の面接に最適なストッキング
- 【アクセサリー】転職活動の面接に最適なアクセサリー
- 【ベルト】転職活動の面接に最適なベルト
- 【腕時計】転職活動の面接に最適な腕時計
- 面接前の服装チェック!9つの服装マナー
- 【必見情報】私服面接・服装自由面接で着ていく服に困っている人必見
会社訪問や面接で着ていく服装
転職活動中の会社訪問や面接で着ていく服装の基本はスーツです。
まれにアパレル業界などは服装のセンスをチェックする目的も含めて『服装自由』や『私服』指定の場合がありますが、たいていの場合は指定がありません。指定がないからと言って自由ではなく先述した通り、基本はスーツです。
とは言ってもスーツには様々な種類や柄、色、素材があります。では、どういったものを選べばいいのか?それを詳しく解説していきたいと思います。
まず、最初に知っておいて欲しいスーツの重要性
転職活動の面接においてスーツは非常に重要な役割を果たします。
想像するだけで簡単にわかると思いますが、ビシッとスーツを着こなした人とヨレヨレでサイズの合っていないスーツを着ている人とではどっちが仕事ができそうに見えますか?
もちろん前者ですよね。そのビシッとスーツを着こなした人が、面接ではきはきと受け答えをしていたらそれだけで、もうプラス加点です。もちろんそのような採点基準は面接にはありませんが、面接官も知らず知らずのうちに『あいつはできる!』というすりこみが頭の中にされるのです。
逆に実際はスキルが高い人でもスーツが着こなせていないと、それだけで『仕事の仕方もだらしないのでは?』という悪印象をすりこんでしまい非常にもったいないことになります。
面接にリクルートスーツを着ていくと印象が悪い?
結論としては、印象が悪いです。
少なくてもリクルートスーツの場合は悪印象になることはあっても好印象になることはありません。他の人が面接でビシッとスーツを着こなして好印象加点なのに対して、加点無しもしくは減点だったらそれだけで、もう不利な状態になっていますよね。
では、リクルートスーツの何が悪いのか?
リクルートスーツは印象が悪い理由
リクルートスーツとビジネススーツとでは、見る人が見ればすぐに違いが分かります。その違いに関しては、『リクルートスーツとビジネススーツは何が違うの?』の章に記載しているので、そちらを参考にしてください。
リクルートスーツが駄目な理由は次の7つにあります。
リクルートスーツが駄目な7つの理由
- 購入してから時期が経っているので型遅れになっている
- 購入してから時期が経っているので体形に合っていない
- 見た目が安っぽい
- 頼りなく見える
- どれも色、柄が似ているので個性が出せない
- 生地の耐久性が低いのでヘタレている
- 社会人になってビジネススーツも持っていないのと思われる
リクルートスーツが辛うじて許される場合
20歳半ばまでならリクルートスーツでも悪印象になることはほとんどありません。
理由は、『リクルートスーツは印象が悪い理由』で記載した内容がほとんど該当しないからです。20歳半ばであればまだ、型遅れやヘタレ、体形に合わなくなっているということはほとんどないはずです。また、まだ新卒から数年しかたっていないのでビジネススーツを持っていなくても悪い目で見られることは少ないです。
ただ、20歳代後半や30歳過ぎるとリクルートスーツは避けるべきです。
リクルートスーツとビジネススーツは何が違うの?
普段スーツを着ない人には、リクルートスーツとビジネススーツの違いがあまりわからないという人も多いかと思います。しかし、リクルートスーツは新卒でお金がない人でも購入しやすいように安価に抑えるための作りがされており、その差ははっきりしていて見る人が見れば一目でわかります。
では、リクルートスーツとビジネススーツとでは実際に何が違うの?
リクルートスーツとビジネススーツの6つの違い
- 値段が安い
- 柄がなくデザイン性がない
- 生地に耐久性がない
- 薄く安い生地が使われているのでシワになりやすい
- 色はブラック、濃紺、チャコールグレー程度しかない
- 見た目が安ものっぽい
面接の服装「指定なし」、「服装自由」、「私服でお願いします」の違いを知る
面接の服装は、大きく分けて「指定なし」、「服装自由」、「私服でお願いします」の3パターンがあります。
もし、服装の指定がされなかった場合は、必ずビジネススーツを着用するようにしてください。指定がないからと言って私服は厳禁です。「服装自由」や「私服でお願いします」と言った指定がある場合はどうすればいいのか?
その点について少し触れていきます。
面接の服装は自由と言われたときに着ていく服装は?
服装は自由と言われても私服限定の指定がない限り、ビジネススーツで行くのがベターです。ビジネススーツで悪印象になることはまずありません。『服装は自由』の企業側の意図は大きく分けて次の2通りあります。
服装自由の意図
- 企業の勤務形態も私服なので、面接もスーツではなく私服で楽な服装できてくださいという意味
- その人のセンスをチェックする目的
後者の方は特にアパレル業界に多いです。ビジネススーツ以外で行く場合は、次の章を参考にしてください。
面接の服装は私服でと言われたときに着ていく服装は?
実は一番面倒なのが、この私服指定をされた場合です。スーツはあるけど、面接に着ていけるような服装は持っていないという人も多いはず。
私服指定された場合は必ず私服を着用してください。この時にスーツを着ていくと、『伝えたことを守れないやつ』と取られてしまう可能性もあります。しかし、ここで間違えてはいけないのが、私服と言っても普段着ではないという点です。
私服指定された場合は、男性なら上はジャケットに襟付きシャツ、下はスラックスもしくはチノパンに革靴です。女性は、上はジャケットにブラウス、下はスカートもしくはパンツにパンプスが一般的です。
夏なのに冬用のスーツを着ていっても大丈夫?
絶対ダメというわけではないが、できる限り季節に合ったスーツを着用してください。
今、夏だけど冬用のスーツしか持っていない。もしくは、その逆で冬だけど夏用のスーツしか持っていないという人も多いのではないでしょうか?
夏用と冬用のスーツでは、違う箇所が何点かありじっくり見れば第三者から見ても分かりますが、面接でそこまでじっくり見てくる面接官は少ないので、金銭的に厳しくすぐに購入できないという人は無理する必要はありません。
念のため夏用と冬用のスーツの違いを記載しておきます。
冬用と夏用スーツの違い
- 生地の厚さ
- 背中の裏地の有無
- 重さ
- 織の繊細さ
【スーツ】転職活動の面接に最適なスーツ(男性編)
男性のスーツ選びで注意したい点は『サイズ』、『柄』、『色』の3つです。この3点に注意して選べばまず間違いありません。では、一つずつ転職活動の面接で最適なものはどういったものかについて解説していきます。
スーツのサイズ選び
ジャストサイズを選ぶ
スーツを選ぶ際に最も重要なのがサイズです。どんなにいいものを身に付けていてもサイズが合っていないと見た目が悪くなってしまいます。必ずお店で体のサイズを測ってもらい合ったサイズのスーツを選ぶようにしてください。ボタンの数は2つもしくは3つのスーツを選びます。
パンツに関しては、裾付近で1クッションたるみを入れるたり、ハーフクッションを持たせたりする場合がありますが、おすすめはノークッションです。脚がスラっと長く見え身体全体がシャープに見えます。クッションを持たせるのはどちらかというと年配の人であったり、役職が高い人向けのイメージがあります。
スーツの柄選び
おすすめ:無地、ストライプ
スーツの柄は大きく分けて『無地』『ストライプ』『チェック』の3種類がありますが、面接は『無地』か『ストライプ』のどちらかから選ぶようにしましょう。
スーツの色選び
おすすめ:グレー、ネイビー
面接に適したスーツのカラーは、『ネイビー』『グレー』『ブラウン』の3種類です。最も一般的なのがネイビー、落ち着いた印象を与えるのならグレーです。色の濃さによっても印象が変わってくるので、購入する場合は実際に試着して確認してください。
ブラックは、どちらかというとリクルートスーツや冠婚葬祭用のイメージがあるので不向きです。
【スーツ】転職活動の面接に最適なスーツ(女性編)
男性のスーツ選びと同様で女性のスーツ選びも『サイズ』『柄』『色』の3点は注意が必要です。パンツかスカートかに関してはどちらでも構いませんが、パンツは活動的でアクティブな印象を与えることができるので、営業系志望の人に向いています。スカートは、清楚で女性らしい印象を与えることができるので、事務やフロント、秘書などに適しています。
スーツのサイズ選び
ジャストサイズを選ぶ
着るスーツのサイズによって見た目が大きく変わるので購入する際は必ず現在の自分の体のサイズを採寸してもらって決めるようにしてください。男女ともに言えることですが、スーツ姿が一番かっこよく見えるのは、ジャストサイズです。肩幅や袖の長さが少しでも合っていないとだらしなく見えてしまいます。
スーツの柄選び
おすすめ:無地、ストライプ
スーツの柄は大きく分けて『無地』『ストライプ』『チェック』の3種類がありますが、面接は『無地』か『ストライプ』のどちらかから選ぶようにしましょう。
スーツの色選び
おすすめ:グレー、ネイビー
面接に適したスーツのカラーは、『ネイビー』『グレー』『ベージュ』『ブラック』の3種類です。『ブラック』男性のスーツ選びでは外しましたが、女性の場合は落ち着いた印象を与えることができるので選択肢として入れています。ただし、リクルートスーツ感がでないように型古になっていないか?サイズが合っているかという点をチェックするとともに、インナーに少しデザイン性を持たせるようにしてください。接客や営業系志望の人は、ベージュやグレーを選ぶと華やかな印象が出せやすくておすすめです。
【シャツ】転職活動の面接に最適なシャツとタブー
おすすめ:白シャツ
特に決まりはなく派手過ぎたり、身体が露出し過ぎるようなものだけを避ければ構いません。
気を付けたい点はスーツとの組み合わせです。ネイビー系のスーツを選んだ人は白シャツや白のカットソーがおすすめです。スーツとのコントラストがはっきりするため、清潔感がしっかりと出ます。しかし、黒のスーツを選んだ人が白のシャツを選択すると、一気に新入社員感がでてしまうのでデザイン性のあるシャツを選択するようにしてください。
【ネクタイ】転職活動の面接に最適なネクタイとタブー
おすすめ:無地・ストライプ柄のブルー・ネイビーカラー
柄は無地もしくは斜めストライプが基本となります。注意点としてはストライプの幅が広くなるとカジュアルな印象になってしまうため、ストライプの幅は細めを選ぶのがおすすめです。水玉模様のネクタイを選ぶ時も同様で、水玉が大きすぎるとカジュアルになってしまうため、水玉が小さいネクタイを選ぶようにしてください。
色は、スーツと同系色を選ぶとまず間違いありません。ネイビーのスーツを選んだ場合は、ネービーもしくはブルーのネクタイがおすすめです。
【ストッキング】転職活動の面接に最適なストッキング
おすすめ:ベージュカラー
ストッキングの着用はマナーとして鉄則で、素足はNGです。カラーはベージュが基本となります。普段、黒のストッキングをはいている人も多く、黒系スーツには黒のストッキングと考える人もおられるかもしれませんが、転職活動の面接は黒系スーツでもベージュを選ぶようにしてください。黒ストッキングだと冠婚葬祭のイメージが強くなってしまいます。
【アクセサリー】転職活動の面接に最適なアクセサリー
最小限のアクセサリーにとどめる
アクセサリーと一言で言ってもたくさんありますが、腕時計と結婚指は以外しないのがベターです。特に男性の場合は、この2点以外のアクセサリーを身に付けているとチャラチャラした印象に取られてしまう可能性があります。
女性の場合は、細めのネックレスや小ぶりのピアス程度なら、女性をきれいに見せる効果が得られるので構いません。
【ベルト】転職活動の面接に最適なベルト
ベルトは、通常スーツの上着に隠れて見えませんが、腰かけた際などはバックル部分が見えることもあります。シンプルで黒系の革ベルトであれば、間違いありません。
【腕時計】転職活動の面接に最適な腕時計
腕時計まで気にする面接官は少ないかもしれませんが、視界に入る部分なので気配りはしておきましょう。
注意点としては、デジタルではなくアナログの時計を選ぶという点です。デジタル時計はカジュアルな印象を与えるので避けてください。あとは、革ベルトの腕時計か、ステンレス製の腕時計かどちらを選択するかです。無難なのは革ベルトの時計です。ステンレス製でも構いませんが、豪華すぎるものは避けてください。ベルトが布や樹脂系でできたものはスーツに適していないのでこれらも避けるようにしてください。
面接前の服装チェック!9つの服装マナー
服装のチェックすべき点をピックアップしておきます。面接前に確認してください。
服装の9つのチェックポイント
- シワや汚れがないこと
- フケやホコリ、抜け毛が付いていないこと
- ジャケットのボタンは2つボタンは上だけ、3つボタンは上と真ん中だけ留める
- 3つボタンでも上ボタンがジェケットの折り返しに隠れているタイプは、真ん中だけ留める
- ジャケットのポケットのふた(フラップ)は、室内ではポケット内に入れる
- ネクタイは先端がベルトの上に少し被る程度の長さにする
- シャツの襟先がジャケットの襟の下に入っていること
- シャツの首の後ろ側の襟は、ジェケットから少し見える程度に出ていること
- シャツの袖先は、ジャケット袖先から少し見える程度に出ていること
服装の準備が整ったら合わせて、面接対策、試験対策も行っておいてください。
私服面接・服装自由面接で着ていく服に困っている人必見
スーツ面接よりも面接は私服で、服装は自由でと言われる方が困る場合が多いですよね。
『自分には服装のセンスがないので何を着ていけばいいのか困る』
『そもそも面接に着ていくような服装がない』
恐らくこういった人も多いのではないでしょうか?
そこで、おすすめの方法を1つ紹介しておこうと思います。
洋服のレンタルです。最近では色々なメディアでも取り上げられているのでご存知の方もおられるかもしれませんが、洋服が格安でレンタルすることができます。しかもこれが転職活動者にとって最適なサービスである理由があります。
洋服レンタルのメリット
- プロのスタイリストが面接に適した服装を選んでくれる
- レギュラー会員になると何度でも借り放題なので面接ごとに服装を変えられる
- 返却期限なし
- 選択、クリーニングの必要なし
- 面接のためだけに洋服を買わなくてもいい
- スタイリストが選んだ服装が気に入らなければチェンジできる
- スタイリストが選んでくれるので自分に自信が持てる
無料会員でも洋服の閲覧やスタイリスト通信を受けたりすることができるので、まずは無料会員になって気に入れば有料会員になり、面接用の洋服をレンタルすれば良いかと思います。