スーツに適した靴と、私服に適した靴の選び方と注意点
会社訪問や面接時に履いていく靴で、スーツの時は迷うことはないけど、私服の時は何を履いていったらいいのか迷いますよね。
このページではスーツの時だけではなく私服の時の靴についてもおすすめと注意点を記載しています。
■目次
会社訪問や面接がスーツの時に適した靴【男性編】
【おすすめ】
ストレートチップ(内羽根)の黒革靴
プレーントゥ(内羽根)の黒革靴
ストレートチップやプレーントゥなど革靴に興味のない人にとっては何のことかわからないかもしれませんね。革靴には様々な形やデザインのものがあります。ストレートチップとプレーンの違いはつま先のデザインにあり、ストレートチップは、つま先に横一線の縫い目が入っており、甲の部分とつま先部分の革が切り替わっているもので、プレーンはつま先に装飾がないシンプルな革靴です。
黒色のストレートチップは最もフォーマルな形状とされており、ビジネス用だけではなく冠婚葬祭にも利用できるのでおすすめです。
さらに革靴には『内羽根』と『外羽根』というのがあります。内羽根タイプはフォーマルな場向けで、外羽根タイプはビジネスやカジュアル向けです。おすすめは内羽根タイプとさせて頂いていますが、外羽根タイプでも全く問題ありません。おそらく、一般的な企業でそこまで気にする面接官はほとんどいないはずです。
外羽根タイプは、靴ひもを結ぶベースが靴の外側に縫い付けられているのに対し、内羽根タイプは靴ひもを結ぶベースが靴と一体化になっているような構造の靴を指します。
不適切で印象が悪くなる靴は?
黒の革靴だったらなんでもいいというわけではありません。絶対NGなのは、履き口の両サイドに伸縮性のあるゴム(ゴア)が付いている『サイドゴアブーツ』や、靴ひもがない『ローファー』、くるぶし付近まで高さのある『チャッカブーツ』です。これらはカジュアルになってしまうため、スーツ面接には不適切です。
会社訪問や面接がスーツの時に適した靴【女性編】
【おすすめ】
黒の革製パンプス
色は、黒以外にもグレーや茶色、ベージュでも構いませんが、黒がベターです。黒は、どんな色のスーツでもだいたい合うはずです。派手な色や柄が入ったパンプスはNGです。
パンプスの場合、ストッキングは必須?
パンプスの場合は、ストッキング必須です。
面接ではパンプスにベージュのストッキングがベターです。普段パンプスを履いている人は、パンプス用の靴下(フットカバー)は駄目なの?と思われる方もいるかもしれませんが、面接時はストッキングを使用するようにしてください。
パンプスのヒールの高さは?
【おすすめ】
3㎝~7㎝
面接時はヒールの高さは3㎝~5㎝と言っている方が多いですが、7㎝程度までなら構いません。大切なのは、いかに自分の脚を美しく見せるかです。
背の高い人は、これ以上身長を高く見せたくないという理由で低めのヒールを選ぶ方もおられるかもしれませんが、基本的には身長の低い人ほど低めのヒール、高い人ほど高めのヒールを履く方が脚は美しく見えます。
美脚の黄金比からヒールの高さを選択するのも方法の1つです。
美脚の黄金比の求め方
美脚の黄金値=身長x0.47
『身長の47%が脚の長さ』これが最も美しい脚の長さと言われています。身長の50%以上になるとモデル体型になります。
ヒールの高さを選ぶにあたり、まずは身長と股下から床までの脚の長さを測定してください。以下は、身長158㎝、股下の長さ69㎝の人を例に最適なヒールの高さを算出してみます。
美脚の黄金値=身長x0.47
=158x0.47=74.26
これは、身長158㎝の人は脚の長さが74.26㎝だと最もきれいに見えるということを意味します。それに対して、股下の長さが69㎝なので理想からの乖離は次の通り。
理想値からの乖離=74.26-69=5.26㎝
これは、身長158㎝の人の理想的な脚の長さ74.26㎝よりも5.26㎝短いということです。よって、今回の例の場合であればヒールの高さは5㎝もしくは6㎝を選べば脚が最もきれいに見えるということになります。
不適切で印象が悪くなる靴は?
女性のスーツ面接の場合、基本的にはパンプス以外はNGだと考えてください。また、パンプスであってもピンヒールのものや、つま先がピープトゥ、オープントゥのように開いているものも不適切です。足の甲にストラップが付いていても構いませんが、飾りはあくまでシンプルなものまでにしてください。
会社訪問や面接が私服の時に適した靴【男性編】
【おすすめ】
ストレートチップ(外羽根)の黒革靴
プレーントゥ(外羽根)の黒革靴
おすすめは上記2種類を記載させて頂きましたが、つま先のデザインは『ストレートチップ』『プレーントゥ』『ウィングチップ』『Uチップ』いずれでも構いません。
スーツの時とは違い選択肢は増えます。外羽根タイプでも内羽根タイプでもどちらでも構いません。(参照:羽根タイプの違い) 着ていく私服にマッチしたものを選んでください。
また、靴ひものないローファーはNGですが、ストラップのついた『モンクストラップ』タイプの革靴は構いません。
不適切で印象が悪くなる靴は?
私服面接で不適切な靴は、スニーカーやサンダルなど私生活で履くような靴です。
『転職活動の面接に着ていく服装・スーツ ~おすすめとタブーはこれ!~』のページでも解説しましたが、『私服=普段着』ではありません。靴も同様に『私服用の靴=普段靴』ではありません。あくまで、ビジネス用の靴を選ぶ必要があります。
また、『スーツ面接時の不適切で印象が悪くなる靴』の章で紹介した靴もカジュアルすぎるので、できる限り避けるようにしてください。
会社訪問や面接が私服の時に適した靴【女性編】
【おすすめ】
黒の革製パンプス
スーツ面接のときと同じで私服面接のときも最適な靴はパンプスです。色は、服装に合う色を選べばOKです。ただし、真っ赤なパンプスや明るすぎる色は避けてください。
不適切で印象が悪くなる靴は?
スーツ面接のときと同様に基本的にはパンプス以外はNGで、パンプスであってもピンヒールや、つま先がピープトゥ、オープントゥのように開いているものも不適切です。
靴の色の選び方
靴の色は男女、スーツ、私服問わず基本は『黒』です。
スーツ面接の場合は、特別な理由がない限り黒を選んでください。私服面接の場合は、少し許容範囲が広がり男性であれば茶色やこげ茶の革靴、女性であれば紺色やグレー、ベージュのパンプスでも構いません。
靴に関するQ&A
面接時に履いていく靴に関するQ&Aをいくつか記載しておきます。
雨の日や雪の日はどうすればいいの?
雨や雪の日は履き替えを持って行くのが最もおすすめです。びちょびちょに濡れていたり、汚れたりしてしまうとせっかく良い靴を履いていても台無しになってしまいます。履き替えた靴は近くのロッカーに預けておいても構いませんし、袋やカバンに入れて面接の場に持って行っても構いません。
履き替えた靴をそのままの状態で面接の場に持って行くのは論外ですが、小ぎれいな袋をあらかじめ用意しておきその中に入れておけば面接官の目に入っても、しっかりと準備をされる方だと好印象にとられることはあっても悪印象になることはありません。
靴はスニーカー指定、でも服装の指定がない場合の服装は?
この場合の服装は私服を意味します。さすがにスニーカーにスーツってありえませんよね。ただし、『私服=普段着』ではないという点はご注意ください。
転職活動の面接に着ていく服装・スーツ ~おすすめとタブーはこれ!~
履き古した靴しかありません。転職活動のためだけに買いなおすべき?
はい、買いなおすべきです。
面接官も足元はチェックしますし、それ以前に古い靴で面接を受けるたびに足元が気になり自分に自信が持てないと、面接の受け答えの言動にもそれがあらわれてしまいます。
ヒールの高さはどれくらいまでならOK?
ヒールの高さは3㎝~7㎝が面接には適しています。
面接対策は万全ですか?
採用可否は、『面接』、『応募書類』、『採用試験』の3つからしか判断することができません。
よって、面接は採用可否を左右する大きな要素の1つとなっています。身だしなみはもちろん質問対策もしっかりと行っておく必要があります。
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