就職や転職時によく耳にする『リクルート』という言葉を日本に広めたのが今の株式会社リクルートホールディングスという会社です。そのグループ会社が運営する転職サイトがリクナビNEXTです。よって、転職関連においては本家本元ということになります。そんなリクナビNEXTの上手な使い方や特徴、評判についてまとめています。
■目次
リクナビNEXTの特徴
正社員に転職した人の約8割もの人がリクナビNEXTを利用しており、『doda』と共に実績や満足度、知名度が高い転職サイトがこの『リクナビNEXT』です。また、企業側も転職者の利用者が多い転職サイトに求人広告を出す方が応募者が増えるので多くの上場企業もこのリクナビNEXTに求人広告を出してきます。
そんなリクナビNEXTの特徴をまとめると以下のような特徴があります。
リクナビNEXTの特徴
- 正社員に転職した人の約8割が利用している
- 転職決定数No.1
- リクナビNEXTだけの限定求人が約85%
- 会員登録している利用者数786万人以上
- 毎週水曜・金曜の2回更新され、常に最新の求人情報
- 求人を出している企業の約10%が従業員1,000名以上の大企業
- サービス系、メーカー系、金融系企業の求人が特に多い
- 『転職サイト(求人検索サービス)』と『スカウトサービス』の2つのサービスが提供されている
リクナビNEXTの転職サイト(求人検索サービス)について
リクナビNEXTの求人件数は時期によっても異なりますが、約6,000件程度とdodaなどと比べるとやや少なめです。ただ、実際のところ取り扱っている求人件数が少ないのではなく大半が非公開求人となっており、非公開求人数を合わせると10万件以上に及びます。
しかし、この非公開求人の情報を得るにはエージェントの利用が必要となってきます。転職エージェントを利用する場合、リクナビNEXTではなく『リクルートエージェント』という専用のウェブページが用意されているのでそちらに登録し利用する必要があります。
リクナビNEXTの公式サイトは以下になります。
リクナビNEXTの転職エージェントについて
リクナビNEXTは『転職サイト(求人検索サービス)』と『スカウトサービス』の2つのサービスが提供されており、『転職エージェント』はリクルートエージェントという別のウェブサイトページで運営されているので、そちらをご覧ください。
以下は、リクルートエージェントの公式サイトとリクルートエージェントについて詳しく解説しているページです。宜しければご覧ください。
リクナビNEXTのスカウトサービスについて
スカウトサービスは他の転職サイトのスカウトサービスと同様で、あなたのスキルや経歴を見て欲しい人材だと思われれば企業側からあなたにオファーがあります。登録だけしておけば、企業側から自分のことを見つけてくれるので便利なサービスです。特にリクナビNEXTのスカウトサービスは大企業も多く利用しているので、登録しておくことでチャンスは広がります。
リクナビNEXTのスカウトサービスを利用するには、まず会員登録をしたのち、企業にアピールするためのレジュメを作成していく必要があります。
会員登録すると『オファーを待つ』というリンクが表示されるので、そのあと表示される『登録情報を追加する』ボタンを押すことでレジュメを作成することができます。
リクナビNEXTとリクルートエージェントの違い
転職サイトdodaなどは、『転職サイト(求人検索サービス)』、『転職エージェント』、『スカウトサービス』の3つのサービスを1つのウェブサイト上で提供していますが、リクナビNEXTは『転職サイト(求人検索サービス)』と『スカウトサービス』の2つだけを提供し、『転職エージェント』はリクルートエージェントという別のウェブサイトページで提供しています。
リクナビNEXT | リクルートエージェント | |
---|---|---|
サービス |
|
キャリアアドバイザーによって最適な求人が紹介される |
取扱い求人数 | 約6,000件 | 約10万件 |
どっちを使うべき?
転職サイトのリクナビNEXTと転職エージェントのリクナビエージェントのどっちを使うべきなのか?
結論としては、非公開求人を含め圧倒的に求人数が多く、様々なサポートを受けられるリクナビエージェントの方が効率的に良い会社が見つかりやすいです。しかし、マイペースでじっくりと時間をかけて良い会社を見つけたい場合やスカウトを使って企業からのオファーを待ちたい場合などはリクナビNEXTがおすすめになります。
このようにリクナビNEXTとリクルートエージェントでは特性が違うため一概にどちらを使うべきと言うことはできません。おすすめの利用方法としては両方の強みや特徴を踏まえて上手に併用することです。
リクナビNEXTの上手な使い方
何度も記載している通りリクナビNEXTには『転職サイト(求人検索サービス)』と『スカウトサービス』の2つのサービスが用意されています。求人検索サービスを使って条件に合った企業を探しつつ、スカウトサービスに登録し企業からのオファーも待つようにすれば自分が見つけきれなかった条件の良い会社が見つかる可能性が高くなります。
ただ、これだけだと条件に合った企業が見つかっても採用されるかは別問題になります。採用確率を上げるにはどうしても転職のプロにサポートしていただく必要があります。それが転職エージェントなのですが、リクナビNEXTでは転職エージェントのサービスは提供しておらず、別のウェブサイトページでリクルートエージェントとして提供しています。
よって、リクナビNEXTの『転職サイト(求人検索サービス)』と『スカウトサービス』の2つのサービスを使いつつ、リクルートエージェントの『転職エージェント』を併用するのが上手な使い方になります。
リクナビNEXTの評判
正社員で転職した人の約8割もの人がリクナビNEXTを利用しているという集計結果があるので、利用者がかなり多く実績も高いという点は間違いありません。しかし、利用者が多い分、良い評判が多い一方で悪い評判も出てきます。たとえば、以下のような評判がネット上で記載されているのを見かけます。
リクナビNEXTに対する悪い評判
- 企業からオファーが来たのに、選考を受けたら不合格だった
- 希望していな条件や業界の会社からオファーがきた
- dodaなどと比べて求人数が少ない
この3点に関して少し解説しておきたいと思います。
企業からオファーが来たのに、選考を受けたら不合格だった
企業からのオファーは採用確率が高くなりますが、採用が確定されているものではありません。基本的には登録されているレジュメを見て欲しいと思った人材に対してオファーが送られるのですが、面接で実際に合って人物的には会社に適していないと判断される場合もあります。
希望していな条件や業界の会社からオファーがきた
オファーメールにはいくつかの種類があり、求人企業の採用担当官が直接送ってくるのではなく、設定した条件にマッチすれば自動的に送られてくるものなどもあります。こういった自動的に送られてくるオファーメールは、今回の評判のように期待していないものが含まれる場合もあります。
dodaなどと比べて求人数が少ない
取り扱っている求人数自体は実際はdodaなどと比較しても大差はないのですが、非公開にされている割合が多いため求人数が少ないように見えてしまっています。また、非公開求人の情報を得るにはリクルートエージェント(転職エージェント)を利用する必要があります。
まとめ
転職された方の約8割もの人がリクナビNEXTを利用しているという実績があり、転職活動にリクナビNEXTは必要不可欠な存在となっています。ただ、公開されている求人数が少ないという点、エージェントサービスは提供されていないという点から、リクナビNEXTだけではやや不十分です。
おすすめは、リクナビNEXT以外に『doda』と『リクルートエージェント』も併用する方法です。これらを併用することでそれぞれの強みを活かすことができます。